ゴパンで、お米パン
2010年、11月11日、日本にお米革命が起きます。
この日、サンヨー電気さんが発売される、家庭用パン焼き機「GOPAN(ゴパン)」が登場します。
これまで、お米の粉でパンが焼ける、といったホームベーカリーはいくつか存在しましたが、そのどれもが、「米粉は粉砕して微粒子にするために特殊機械が必要なため、専用粉を別途ご購入下さい」といったものだったからです。
普通の小麦のパンに置き換えて考えて頂くと分かりますが、お家で焼くパンは、風味が命です。大豆でも小麦でも、すりつぶした直後の風味はなんともいえない良いにおい、大地の香りが漂ってきます。
しかし長く保管して時間が経つほど、風味が飛んでいってしまい、ただの粉になってしまいます。
特に流通過程で長時間経った小麦粉を使ってホームベーカリーで焼いたパンは、全然風味がなく、コンビニ食パンと変わりません。
サンヨー電気製ゴパンに話を戻します。
ゴパン(米粉パン用ホームベーカリー)のすごいところは、別途米粉を購入することなく、お米の粒そのままを投入して、パンが焼ける点で革命なのです。
これにより、栽培している様々な品種のお米パンの味を比べたり、精米度合いによって出来上がりを比べたり、と様々なバリエーションに飛んだお米パンを食べることができるようになります。
食の西洋化に伴い、お米を食べる人が減り、パン食が増えました。
外国から輸入される小麦の価格相場に影響されることなく、100%国内自給できている世界一品質の日本米。
その食べ方に新たな提案を投げかけた、この商品。
開発期間、実に7年。
お米に全てをかけて挑んできたメーカーの方の顔が目に浮かぶようです。
COOKPADでゴパンレシピも始まっています!熱いぞゴパン!
発売が本当に楽しみです。