朝日(旭)

天神自然農園―米日記自然栽培とは

 

asahi-syuukaku.jpg朝日~かつて西の横綱といわれた幻の米

朝日(アサヒ)は、現在、主に岡山県で生産されているお米です。『朝日(旭)』とも呼ばれています。種籾は岡山の菜の花農法で有名なAさんに譲って戴きました。

現在国内にあるお米の中で、唯一の在来品種。『亀の尾(2010年度売切れ)』と同じく、コシヒカリやササニシキの祖先にあたります。その昔は、西日本の各地で栽培されていましたが、コンバインで収穫する時の脱粒が激しいため、機械化の波に消えて行ってしまいました。又、栽培が非常に難しく、少し肥料を大目にあげただけで、すぐに全面倒伏してしまう品種でもあります。食味は硬質米ながら非常に良く、その昔、関西では朝日米でなければ寿司米ではないとまで言われていたそうです。栽培の難しさから、現在では、岡山や熊本の一部の篤農家の間でのみ栽培されています。

今年栽培する中で、昔の品種『朝日』と『亀の尾(2010年度売切れ)』は、米アレルギーの人でも食べられるお米としても有名です。

ネットでも色々情報が出ていますので、興味のある方、『朝日米』で、調べてみてくださいね。

 

以下、ネットからの抜粋です。

●育成開始年: 昭和6年 ●配布開始年: 不明 ●品種等登録年: 不明

●育成権者: 岡山県

●育成地: 岡山県

●栽培特性・耐病性など:

育成地(岡山県赤磐郡山陽町)での出穂・成熟期が晩生、良質、食味良の水稲・粳品種である。草型は中間型、稈長は91.0センチ、稈の細太は茎径 4.7ミリである。葉身毛茸の有無と多少は中、止葉長24.1センチ、止葉の直立の程度は中、葉身の色は濃緑、葉鞘の色は濃緑である。穂長は20.4センチ、穂数は11.0(本/個体)、一粒着密度は105.6(粒/穂)である。穎毛の有無と多少はやや少、穎色は黄、ふ先色は黄白~黄、護穎の色は淡黄、芒の有無と多少は少、芒長は短、芒色は黄白~黄である。穂いもち圃場抵抗性は弱、葉いもち圃場抵抗性は弱、白葉枯れ病圃場抵抗性は中、紋枯病抵抗性は中、イネカラバエ抵抗性は弱である。

●粒形・粒重・外観品質・収量性など:

玄米の形は長5.1ミリ、幅2.9ミリ、玄米の粒色は白、玄米千粒重は23.9g、見かけの玄米品質は上の下、玄米の光沢はやや小である。心白の多少は極少、腹白の多少は少である。耐干性は弱、穂発芽性は難、耐倒伏性はやや弱、脱粒性は難、収量性は557.0キログラム/10aである。

●食味特性・加工適応性・酒造好適性など:

アミロース含量は23.1%、良食味品種としての評価が高い上の上である。米アレルギーの人には良いと言われている。粒が大きいため酒米としても利用されている。

●適地・来歴・育成経過など:

原産地は京都府。在来品種。農林8号の花粉親。朝日(旭)は、日の出から選出されたもので、日の出にちなんだといわれる。

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